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フェインマンテクニックでリーダーとしてのスキルを高める方法

投稿者 | 公開日
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何かの専門家になりたいけれど、適切なアプローチがわからなかったり、試験が近づいていて、内容をはっきりと理解しておく必要があったりすることはありませんか? 何をするにしても、概念を理解してそれを明確に伝達できることが不可欠です。リーダーにとって大切なことは、成長して周囲の人々と知識を共有できることです。

とはいえ、あるテーマを実際に学ぶことを考えるのは、負担が大きいと感じることがあります。私は最近、ファインマン テクニックを使用して、特定の分野で専門性を向上させる方法を知りました。当然のことながら、最初に考えたのは、Trello を活用してファインマン テクニックを実行できるか、ということでした。答えは、もちろんできます。

ファインマン テクニックとは?

ファインマン テクニックとは、テーマの知識を学んで構築する方法です。20 世紀の優れたアメリカ出身の物理学者である リチャード・ファインマン によって考案されました。科学を学んでいなくても、ファインマンのアプローチからいくつか学びとって、自分が学びたいことに適用できます。

まず、学びたいテーマを選択しましょう。たとえば Trello を選びます、本稿にはお誂えです。

トピックが決まったら、以下に示すファインマンの 4 つのステップを適用します。

  1. トピックについて知っていることをすべて書き留める。できる限り多くの項目に分割します。
    例: ボードの作成、カードの作成、期限の追加、カードのフィルタリング。
  2. それらのコンセプトを誰かに教える。
    例: パートナーまたは親友に Trello の使い方を教える。
  3. 教える際に、質問を受けることで、さらなる知識の溝を見つける。知識の溝を書き留めたら、それについて学びます。
    例: カードに添付ファイルを追加する方法、新しいカードやボードのテンプレートを作成、自動化によって毎日の繰り返しのカードを作成。
  4. 知識を簡素化して、自分の話すことを誰もが理解できるようにする。
    例: Trello の使い方について会社でワークショップを開催。

素晴らしいサイクルだと思いませんか? 知っていることを教え、自分が知らないことを発見し、それらの新しい内容を学んだ後、簡素化して再び教えます。理解できないおしゃれな専門用語や概念を使う人について、あるテーマに精通して自分よりも遥かに優秀に違いないと思うことがあるかもしれません。しかし実際には、本当に優秀な人はそのテーマについて初心者や高齢者など、あらゆる人に明晰明快に説明できるのです。

ファインマン テクニックがリーダーにとって重要な理由とは?

このように、ファインマン テクニックは優れた学習方法のようですが、良いリーダーになることとどのような関係があるのでしょうか。リーダーはその分野での専門家であると同時に、チームとその知識を共有してチームをまとめて前進する必要があります。

リーダーにとってコミュニケーションは極めて重要です。ビジョンを伝えられなければ、部下はついてきてくれません。将来に向けて壮大なビジョンを持つのは素晴らしいことです。一方、わかりやすい言葉で説明できなければ、説明される人は同様の考え方をせず、あなたは単独で行動することになる可能性があります。

Trello を活用

ファインマン テクニックを適用する準備が整ったら、新しいタブを開いて Trello ボードを作成します。この後、Trello を使用してファインマン テクニックを実行する方法をご説明します。実際には、最初から新しいボードを作成する必要すらありません。このテンプレートをコピーするだけです。

準備はできましたか? では、始めましょう。

知っていることをリストする

テンプレートをコピーしたら、学ぼうとしている対象にテンプレート名を変更します。私は自分自身を Trello の専門家だと思っているので、Trello ボード上で例として引き続き使用します (自己参照ですね)。

最初のステップは、テーマについてすでに知っていることをリストすることです。「知っていること」という名前のリストを作成して、熟知している Trello のさまざまな機能についてカードを作成しました。

貼り付けた画像 0 (23)

各カード内で、説明に詳細を追加して、その概念について知っていることを記入します。チェックリストかカスタム フィールドを使用して、概念をより小さな項目に分割できます。

作成した各カードに対してこの手順を実行します。細かすぎるカードがあるかもしれません。その場合は、複数のカードに分割します。

今のところ、概ね満足していませんか? おそらく自分が思っていたよりも多くのことを知っているのです。知らないことがあれば「学ぶ必要あり」という名前のリストを作成して、概念やアイデアについて存在は知っているが、誰かに説明できるほどには理解していないものを追加します。その後、その内容を学び、「知っていること」リストに移動しましょう。

他の人に教えて共有する

ここまで、いくつかのカードを整理しました。自分で自分を褒めましょう。まだ専門家のように思えないかもしれませんが、順調に進んでいます。

気後れしてしまうかもしれませんが、次のステップはこれらの概念を人に教えることです。心配ご無用、自分が答えを知らない質問をされるのはいいことなのです。それこそが、あなたが学び、知識のツールボックスに追加するべき重要なことだからです。

他の人に教える 1 つの方法は、友達 (少なくともその内容にある程度興味がある人が望ましい) を見つけて、その内容を順に説明してよいかを尋ねることです。また、オンラインで質問を見つけて回答してみるのもいいでしょう。私は、Atlassian コミュニティの Trello セクションでの質問に回答することで、偶然にもファインマン テクニックを実践していました。

知らないことを見つけたり質問されたりしたら、その内容を「学ぶ必要あり」リストに追加します。好みに応じて、チェックリストを現在のカードの概念に追加後、そのチェックリストのアイテムを独自のカードに変換するのもよいでしょう。

新しい知識の溝を埋める

これで、学ぶべき新しい領域ができました。それを掘り下げてみましょう。ステップ 1 で実行したように、カードを選び、それらのトピックを調査し、学ぶ内容を文書化します。

このステップを終了する必要はありません、むしろ終了するべきではないのです! トピックを共有し、学び続けて、必要なだけ深く掘り下げられます。マルコム・グラッドウェルは、あるテーマの専門家になるために役立つように、1 万時間の法則 (専門家になりたければ、スキルを約 1 万時間実践する必要がある) を普及させました。学習を終了したと思っているときでも、学ぶことはいくらでもあります。これを聞いても、がっかりしないでください。成長し続ける機会として捉えましょう!

また、生徒を増やすことでさらに多くのことを学べます。友達に教えることから始め、その後、職場のグループに教えます。会議で講演する登録をしたり、ソーシャル メディアで専門知識を発表するビデオを録画したりするのもよいでしょう。

できるだけ簡素化する

ファインマン テクニックの最後のステップは、知識を抜粋して簡素化することです。これは、Trello ボードを少し整理するというような意味です。

考えを明確に書き出すことを実践しましょう。書面でコミュニケーションをとる限りは物事を非常にシンプルに保つ必要があるため、非同期コミュニケーションはファインマン テクニックの実践に最適です。読者の質問にすぐには返答できない際は、概念を簡潔に説明した上で、読者から受ける可能性がある質問を考える必要があります。

Trello を学ぶ例に戻ってみましょう。このプロセス全体でボード上に多くの概念をグループ化すると、有益だと思える多くの優れた情報が含まれた、非常に重いボードになるでしょう。より多くの人が学べる方法として、このボードを他の人と共有できます。このボードを公開するとしたら、簡素化する必要があります。この時点までボードを表示する相手を非常に具体的に示していたのは、順を追って説明していたためです。ここでは、誰もがボードを見られるという前提で、Trello のことを知らなかった人にもわかりやすく説明する必要があります。

これを実現する 1 つの方法は、視覚化を組み込むことです。画像やスクリーンショットをカードに簡単に添付して、カード カバーとして設定することで目立つように表示できます。

カードをクリーンアップして概念に類似点を追加し、説明をより簡潔にします。特定のグループのみに関連する専門用語や例を削除します。カード内に情報が多すぎる場合は、カードを分割しましょう。カードは、それらのチェックリストとカスタム フィールドを絞り込む適切な場所です。

では、もう一歩踏み込んで簡素化してみましょう。テーマ、それと "Read Me (注意事項)" カードでボードを移動する方法について説明できますか? 1 枚のカードのみを使用して、ボードの仕組みと使い方を説明します。

大きなテキスト ブロックではなくフォーマットを使用する場合、カードの説明では Markdown フォーマットをサポートしています。

簡単でしたよね? レベル アップして、さらに簡素化しましょう! ボードの説明の 2、3 文を使って、トピックを説明します (右上隅の [Show Menu (メニューを表示)] にボードの説明の設定があります)。


完了しました。では、テーマについてまったく知らない人とボードを共有してみましょう。困惑した表情を浮かべられるか、「なるほど、実はずっとわからなかったのです!」と言われるか、確認してみましょう。どちらにしても、あなたはそのテーマについてさらに学んで以前よりも熟達しましたが、そこで終わりではありません。

何度も繰り返す

継続しましょう! 新しいスキルを学ぶことは脳に非常に効果的であり、学ぶテーマに関係なく学ぶことは常にいくらでもあります。ファインマン テクニックによって、知識を増やしてその知識を明瞭に伝える方法を身につけましょう。そうすることで、効果的にチームを正しい方向に導けるだけでなく、自分のスキルや知識により一層自信を持てます。


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